2010年4月6日

カード番号も使い捨ての時代へ - カード発行も審査もないVisaデビット

イーバンク銀行やスルガ銀行など、これまでも銀行のキャッシュカードとVisaデビットが一体化したサービスは存在しましたが、今回ジャパンネット銀行(JNB)がリリースしたサービスは、オンライン決済に特化した非常に手軽でセキュアな決済システムです。

ワンタイムデビット(正式商品名:JNBカードレスVisaデビット)」というこのサービスは、JNBに口座を持つ個人を対象にしたもので、年会費・サービス利用料、年齢制限もありません。
つまり、JNBの個人口座さえ開設していれば誰でも使えるわけです(残念ながら、筆者は法人口座を利用しているためサービス対象外です…)。

以下、JNBのプレスリリースより詳細を記載。

  • カードレスで管理が簡単
    ・従来のデビットカードと異なり、ワンタイムデビットはプラスチック製のカードを発行しないため、カードの紛失や盗難の心配がありません。

  • 日本初のワンタイムカード番号
    ・必要なときにお客さまご自身でカード番号を発行できます。
    ・カード番号は一度利用すると、他のネットショップでは利用ができなくなります。また、発行日から10日を経過するか、カード番号一覧から削除されると同一のネットショップでも利用ができなくなります(ただし、公共料金等の月額利用料金のお支払いは継続的に利用が可能です)。

  • 口座からの即時引き落としで使いすぎの心配なし
    ・ご利用代金は、ジャパンネット銀行の口座からからすぐに引き落としされます。
    ・預金残高を超える利用はできないので、使いすぎる心配がありません。

  • 審査なし・年会費無料で気軽に使える
    ・ワンタイムデビットのご利用にあたり審査や年齢制限はありません。
    ・入会金や年会費はありません。

  • 悪用されにくい安心のセキュリティ
    ・ワンタイムカード番号のため、万が一、第三者にカード番号を知られてしまっても、悪用されるリスクが低く安心です。
    ・カード番号を発行する都度に、カードの利用限度額を自分で設定できるため、必要最低限の金額でカード番号の発行ができ安心です。
    ・普通預金口座不正使用保険が適用されるので、万が一のときも安心です。

筆者自身、かなり前からVisaデビットを利用していて、今では普通のクレジットカードを一切使わなくなってしまいました。
いくら少額であっても、無いお金を使うのは気持ち悪いですからね。
デビットならば、あくまで預金額の範囲内での利用となるので、実質、現金払いと変わらず、何しろ余計な現金を持ち歩く必要がなくなります。
日本では普及が遅れているような話を聞いたことがありますが、このシステムがもっと広く認知・利用されるようになれば、いろいろな社会問題の解決にも効果があるのではないでしょうか。

海外預金口座の開設活用徹底ガイド