2010年2月23日

フリーのアンチウィルスソフトでよりセキュアなPC環境を実現するには?


インターネットが老若男女を問わず幅広い層に普及する今、個人情報の漏洩やウィルス感染といったPCのセキュリティに対する問題が年々深刻化しています。
つい最近も「Gumblar(ガンブラー)」というWEBソースの改ざんを行うたちの悪いウィルスが流行し、WEB制作者や運営者を震え上がらせています。

そこで重要になってくるのは当然PCのセキュリティ対策ですが、昨今たくさん出回ってるアンチウィルスソフトの中で一体どれを選べばいいのでしょうか。
まずは「AV-Comparatives」による2009年の「ウィルス検出率ランキング」のTOP5をご紹介。

■2009年ウィルス検出率ランキングTOP5
1位: G Data AntiVirus / 99.8%
2位: Avira AntiVir Premium / 99.4%
3位: McAfee VirusScan Plus / 98.7%
4位: Symantec Norton Anti-Virus / 98.4%
5位: avast! Professional Edition / 98.0%

この中で注目すべきは2位「Avira」と5位「avast!」。
いずれも入賞しているエディションは有料版ですが、これらには個人に限って無償で使用できるフリーのエディションがあります。
機能制限や広告表示(Avira)があったりはしますが、検出するエンジンは同じものなので、高い効果が期待できます。
筆者自身はかなり以前からAviraの無償版を利用していますが、1日に1回広告(「有料版にアップグレードしませんか?」という内容)がポップアップ表示するだけで、検出力はもちろんのこと、使い勝手・軽さなどすべてにおいて満足しています。

と、ここまでは他の情報サイトでも紹介されている内容ですが、ここからは「その先」の安心を目指す方々向け。

先にお話すると、要は「ファイアーウォール」についてなのですが、これが残念ながら非常に軽視されがちなのです。
Windowsにはデフォルトでファイアーウォールが用意されていますが、それでは少し頼りないというのが正直な話。

そこでご紹介したいのが「Comodo Firewall」です(通販っぽくなってきましたね)。
現在のバージョンは「Comodo Firewall + AntiVirus」となっていて、アンチウィルスの基本機能も兼ね揃えているのですが、嬉しいことにAviraと共存させても競合・バグが起こりません。
ファイアーウォールのレベルは「すべてブロック」から「無効」まで5段階で設定できるので、ご自分の環境に合わせてモードをカスタマイズできます(もちろん、知識があればより細かい設定も可能です)。
ご興味があれば“自己責任”にてお試しあれ。

以上、フリーソフトでのセキュリティ対策に絞ってお話しましたが、あくまでもフリーはフリー。それなりの機能制限は覚悟しなければいけません(受信メールのリアルタイム検知やWEB閲覧時のスキャニングなど)。
パーフェクトを目指すのであれば、有償版をご購入されることをおすすめします。

ちなみに、Amazonでの現在の売上TOPは「Norton Internet Security 2010」でした。
もちろん検出率ランキング1位の「G Dataインターネットセキュリティ2010(1年版1台用)」ってもAmazonにてお求め頂きます。