2010年2月22日

ネゴシエイターに学ぶ営業トーク術3ポイント


交渉の技術は仕事の上のみならず日常生活でも必要になることが多々あります。
今回は、相手をコントロールするという夢のようなスキルを身につけるべく、ネゴシエイター(交渉人)の技術を3点掻い摘んでみました。

1. ネガティブ・ワードを使わない
相手を自分の意中にコントロールする上では、不快な思いをさせるということが何よりもマイナスポイントとなります。それを踏まえて、ネガティブ(否定的)な言葉を避けるというのは基本中の基本なようです。
この場合のネガティブは「できません」「でも」「違います」などが当てはまりますが、できないことでも「できる」と言え、という根性論ではないので、もちろん自分の意見も上手く伝える必要があります。
基本と言えど、これはなかなか難しいですね。

2. 難しいことはナシ
仕事の受注・発注は「自らでは出来ないことをスペシャリストに任せる」という基本で成り立っています。
つまり、営業する側からすれば、その商材の分野では相手よりも自分のほうが知識に長けていることは当然なわけです。
ここで、小さい子供と会話することをイメージしましょう。相手の目線まで腰を落として、難しい言葉は避けますよね。同じように、素人に対してはそのレベルにまで噛み砕いた話し方が必要なのです。
もちろん、説明責任があるし理解してもらわなきゃいけない。大切なのは、言葉としてよりもイメージとして理解してもらうことで、シンプルな言葉と効果的な例え話がその鍵になるようです。

3. 余裕を見せる
特に古いタイプの営業マンに多いのですが、とにかく相手の下に出て機嫌を取りまくることが営業マンのあるべき姿だと信じている人がいます。実際には、今時このスタイルが通用するのは政治家が相手の場合くらいじゃないですかね。
営業や広告の世界には「失うことの恐怖感(fear of loss)を煽れ」という言葉があります。平たく言えば、「うちの商品使わなけりゃ損するよ」ということです。通販番組での「但し、お一人様3箱までとさせて頂きます」みたいな言い回しもこの手法の一つです。
押してダメなら引いてみる、というのは交渉の場でも有効なことで、ずっと「買って」「使って」を繰り返すよりも、時にはドシンと構えて、「別に嫌なら無理して使わなくても良いよ、こっちだって暇じゃないんだから」的な余裕を匂わせるのも大人の交渉術なのです。

と、今回は以上の3点に絞ってご紹介しました。
まぁ、私の場合、スーツ着た可愛い女の子が営業に来たら一発で落ちるんですけどねー。

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